アンフィニ社が提供している太陽光発電の無料設置サービス「ジャパンソーラーリーシング」のメリット・デメリットを解説します。
ジャパンソーラーリーシングとは
まずはジャパンソーラーリーシングの概要を解説します。
提供元はアンフィニ社
サービス提供元のアンフィニ社は、太陽光発電パネルの原材料の製造などを手掛けている会社です。福島県の楢葉町に3haもの巨大なパネル製造工場を持ち、原子力災害からの復興が少しずつ進む地域の雇用に貢献しています。
太陽光発電関連事業のほか、「ジャパン電力」のサービス名で電力の小売事業も行っている会社です。
ジャパンソーラーリーシングのメリット
ジャパンソーラーリーシングのメリットを、他社のサービスと比較しながら解説します。
太陽光発電システムを無料で設置できる
太陽光発電システムを導入するには、一般的に100~150万円以上の初期費用が必要となります。ジャパンソーラーリーシングでは、そのような初期費用や月々の支払いが発生することなく太陽光発電システムを導入出来ます。
10年の契約期間中、売電収入をアンフィニ社が得ることで設置費用を回収するビジネスモデルです。
オール電化住宅でも導入が可能
他社の無料設置サービスでは、導入にあたって電力の購入先をあわせて変更する必要があります。ですが提供されているプランが「オール電化プラン」ではない場合があり、オール電化住宅では電気代が年間数千~数万円高くなるケースがあります。
それに対しジャパンソーラーリーシングでは、電力の購入先を変更することなく無料設置で太陽光発電システムの導入が可能です。オール電化プランを契約したまま、太陽光発電システムを導入出来ます。
例えば東京電力の「電化上手」や関西電力の「はぴeタイム」など、現在新規契約が出来ないオール電化プランは、現行のオール電化プランよりも年間で数万円程度、割安な料金水準です。これらのプランの契約を維持したまま契約することが出来るのは、ジャパンソーラーリーシングならではのメリットと言えます。
オール電化住宅で太陽光発電の無料設置を利用する場合は、ジャパンソーラーリーシングが最善の選択肢と言えます。
対応地域が広い
以下の大手電力会社の管轄エリアに対応しています(離島など一部地域を除く)
- 東北電力
- 東京電力
- 中部電力
- 北陸電力
- 関西電力
- 中国電力
- 四国電力
- 九州電力
他社の無料設置サービスでは、東京電力や中部電力のエリアのみ対応としているものが多く、導入できない地域が多いです。ジャパンソーラーリーシングは対応している企業が少ない北陸や中四国でも導入が可能です。
国内メーカー製のパネルを設置できる
他社の無料設置サービスでは、安価な海外メーカー製のパネルが設置されることが多いです。それに対しジャパンソーラーリーシングは、国内パネルメーカー自身がサービス提供を行っており、国内メーカー製のパネルが設置される点で安心感があります。
停電発生時に非常用電源として活用できる
他の太陽光発電無料設置サービスと同様に、停電発生時には専用コンセントから最大1500Wの給電が可能です。晴天の昼間であれば、スマホの充電やテレビの視聴も出来ます。
ジャパンソーラーリーシングのデメリット
他社の無料設置サービスや、自費で太陽光発電システムを購入する場合と比較したデメリットを紹介します。
契約期間中は売電収入を得られない
太陽光発電システムの設置費用は無料で、月々の費用等も掛かりません。ですがその代わりに、利用者側は(契約期間中は)売電収入を得ることが出来ません。アンフィニ社は売電収入から設置費用を回収するビジネスモデルであるためです。
なお、契約期間終了後は売電収入を得ることが出来ます。契約期間が満了すれば、購入して設置した太陽光発電システムと変わりません。保証期間が25年あるパネルが設置されますし、一般的に太陽光発電パネルは30年以上は継続して使用できます。
途中解約には違約金が発生する
10年の契約期間中に解約する場合、発電システムを「買い取る」必要があります。その際に発生する違約金の額は、発電システムを購入した場合と同等であるためまとまった費用が発生します。他社の無料設置サービスでも同様です。
申込み方法
公式サイトから申込後、審査などを経て契約、その後工事という流れです。工事自体は1日で終わる場合も多いですが、申し込みから設置完了まで4~6ヶ月掛かります。